さあ、おまえの大事なエプロンをいただこか！
エプロンどろぼう
エプロンはしてません
河野 朋子せんせ
え？保育士として大事にしているものはないんか？
エプロンどろぼう
わたしが保育士として大切にしているものは「〇〇」です。
・・・・・・
河野 朋子せんせ
ハッハッハ、お前の大事な〇〇は、コレクションにぴったりや。いただくで〜
エプロンどろぼう
ぜひ、お役立ててください。あ、
困ったフリした方がいいですか？
河野 朋子せんせ
…は、はい、一応お願いします。
エプロンどろぼう
バッチリです。
エプロンどろぼう
ということで、インタビューを始めます
保育士をしていて最近、楽しいな、嬉しいなと思うことはありますか？
すごいどうでもいいことですよ？
河野 朋子せんせ
だいじょうぶ！
エプロンどろぼう
こないだは「しっぽ取り」をしたんです。全員でやるわけじゃなくて私一人＋やりたい子だけみたいな。
河野 朋子せんせ
うんうん。
エプロンどろぼう
で、２歳児さんは「しっぽ取り」をしていたら、めっちゃ怒る感じやったんです！
河野 朋子せんせ
子どもが、しっぽ取られたら怒るんやね！（笑）
エプロンどろぼう
そう！すぐ怒るから！（笑）だからもう、しっぽを触るか触らんかっていう絶妙なところをこっちも楽しみながら（笑）
河野 朋子せんせ
はいはい（笑）
エプロンどろぼう
雨やったんで、部屋の中で、ほぼずーっと走ってました。
河野 朋子せんせ
怒られないギリギリを楽しむんや（笑）
エプロンどろぼう
そうそうそう！しっぽ取られて怒りはじめたら台無しになるから（笑）
河野 朋子せんせ
新感覚鬼ごっこですね（笑）で、それって、どうでもいいことじゃないですよ。何気ないことを楽しめるのが一番やね。
エプロンどろぼう
そうですね。意味やねらいは何？っていう保育より、本当に遊んでるだけの方が楽しい。
河野 朋子せんせ
うんうん。何も考えんと無の状態でね。
エプロンどろぼう
そうそう！
河野 朋子せんせ
子どもらは常にそうやからね。
エプロンどろぼう
そうですね！
河野 朋子せんせ
大人の方が頭いっぱいになってるからね。
エプロンどろぼう
うんうん！
河野 朋子せんせ
いや〜素敵なシーンやね。なんか、そういう些細なことが楽しかったら、日常に楽しいことなんて山ほどあるんやろなって。
エプロンどろぼう
そうですね！
河野 朋子せんせ
保育士をやっていてよかったなと思う時はどんな時？
保育士をやっていて…よかったな… ええ、なんか…
河野 朋子せんせ
うんうん。
エプロンどろぼう
今まで一番年下だったんですけど、他の先生たちが全員年上やからこそ、自分が自由に保育ができるというか。
河野 朋子せんせ
うん。なるほどね。思った事をできる。
エプロンどろぼう
うん！なんやろ、みんなお母さんみたいな「好きなことやり！」っていう感じの先生たちばかりだからこそ、こっちも自由にできて、子どもたちとも遊べてっていう。
河野 朋子せんせ
うん。
エプロンどろぼう
この環境そのものが、やっててよかったていうか。常に、ここはいいなって思います。
河野 朋子せんせ
周りの人とか職場の同僚の方に何してもええぞ！ってこう、認めてもらってるような。
エプロンどろぼう
そうそう！
河野 朋子せんせ
環境が、そういう気持ちにさせてっるってことね。
エプロンどろぼう
そうそう！
河野 朋子せんせ
あ、ゴメン、うまいことまとめてもーた（笑）
エプロンどろぼう
保育士を目指したキッカケは何ですか？
母親が特別支援学校の先生で、私が小さい頃からよく一緒に旅行に行ったり、キャンプしたり、毎年のようにやっていて。バーベキューや山登り一緒に行ったり、障害のある子どもたちと関わる機会がすごく多くて、一緒に楽しんでて、そこからかな、始まりは。
河野 朋子せんせ
まあきっかけは母親って感じですね。
河野 朋子せんせ
そうなんやね！お母さんはその仕事をしている？
エプロンどろぼう
ずっとしてます。
河野 朋子せんせ
保育をしていて支援が必要な子によく目がいくことはやっぱりあるんですか？
エプロンどろぼう
あー。うーん。昔から一緒におったし…
河野 朋子せんせ
あーそっか。普通ってことね。
エプロンどろぼう
そうですね。
河野 朋子せんせ
当たり前の存在やんね。
エプロンどろぼう
そうですね。
河野 朋子せんせ
この人に影響を受けたなと思う人はいますか？
辻先生はもちろん！
河野 朋子せんせ
※辻先生はご勤務先の園長先生です
へぇ〜！
辻先生からは、どんな影響を受けたと自分自身思ってる？
エプロンどろぼう
なんやろ。こんな感じでいいんやっていう。
河野 朋子せんせ
あー！なるほど。
エプロンどろぼう
私がしたいことも否定されないし、初めから。会社とか職場とかってなんか、どうしても人って悪いところ見るじゃないですか。
河野 朋子せんせ
はいはいはい。
エプロンどろぼう
後輩を指導するために、できてないところを見つけるじゃないですか。そういうのもここ来た時全くなくて。
河野 朋子せんせ
へぇ〜！
エプロンどろぼう
だからすごいなー、めっちゃいいなと思いました。自分が明らかにおかしいことをしてたら、もちろん言ってもらえるし。
主任として自分も周りの先生のしたいことを大事にしたい。私自身が辻先生にそうしてもらってきたから。うーん、それがあったから自由に生きれるというか。
河野 朋子せんせ
自由に過ごせる感じですかね。
河野 朋子せんせ
憧れの先生っています？
憧れの先生…
河野 朋子せんせ
うん！
エプロンどろぼう
います！たくさん！
河野 朋子せんせ
その先生たちはどんな人ですか？
エプロンどろぼう
さっき言ったみたいに母親みたいな。
河野 朋子せんせ
辻先生は、もちろん保育に関して、ね！スキルというか、なんか最近特に、辻先生ってこんなすごかったんやって！
河野 朋子せんせ
めっちゃおもろいな。改めてね（笑）
エプロンどろぼう
なんやろ、レベルもこう、私たちと一緒になれるし、ふり幅がすごく大きい。すごいのに、すごっ！て思わせない自然な所もまたすごいなって思うし。
河野 朋子せんせ
確かに。
エプロンどろぼう
他の先生も、いつも謙虚やし、なんか周りのことも気を使って「ありがとう、ありがとう」って言ってくれたり。優しいし、なんでも「いいよ」って言ってくれるし。
河野 朋子せんせ
うん。
エプロンどろぼう
なんだろうな、私が年下なのに、私が「こうしてほしい！」って言ったら「分かりました！」って。すごい柔軟というか。
河野 朋子せんせ
そういう立場とか年齢とか関係なくやね。めちゃくちゃ良い職場じゃないですか！
エプロンどろぼう
ほんとココいいな！って思いましたね。
河野 朋子せんせ
今まで保育士をしてきて、しんどかったことはありますか？
しんどかったことは、他人に見られてる感。
河野 朋子せんせ
あー、誰に見られてるんですか？先輩先生？
エプロンどろぼう
そうですね、それはしょうがないことなんやけど、常に見られている感じかなー。
河野 朋子せんせ
見られてるってのは、保育ちゃんとできてるかとか、「ねらい」を持ててるかな？てことですか？
エプロンどろぼう
とかですねー。
河野 朋子せんせ
ピアノとかも。
河野 朋子せんせ
あぁ。
エプロンどろぼう
お部屋で弾く分にはいいんですけど、行事とか。なんか、何百人もいる舞台で、「あなたが、ピアノだよ」だったらもうドキドキ。
河野 朋子せんせ
そりゃそうやろうね。でも、まあそういう「部分的にみられてる感」と、「常に見られてる感」、両方ともあるんやね？
エプロンどろぼう
うんうん。そうですね。
河野 朋子せんせ
うんうん。この先生はちゃんと出来ているかいな？の視線を感じるんやね。
エプロンどろぼう
そうそう。でも、そんなことをグチグチ言う自分自身も嫌やなって。
河野 朋子せんせ
なるほどね。自分も嫌な感じになってくるもんね。
エプロンどろぼう
うん。そうですね。
河野 朋子せんせ
では最後に、理想の保育はありますか？
山に行きたい！！
河野 朋子せんせ
山に行きたい！？（笑）なぜ？
エプロンどろぼう
なんか、みんなで田んぼの中に入りたいです。
河野 朋子せんせ
おもろいな（笑）山に行きたいってキャッチーやね！
エプロンどろぼう
田んぼの水がはってあるところに入って、「ワシャワシャワシャ」みたいな！「ズボッ！抜けない！」みたいな。そんなんも楽しいし。
でもやっぱ川にも行きたいし。
河野 朋子せんせ
うんうんうん（笑）
エプロンどろぼう
自然でいっぱいあそびたいなっーて思いますね。田舎育ちなので。
河野 朋子せんせ
そかそか。僕も自然めっちゃ好きです。それって子どもになんか感じさせたいことってあったりするんですか？
エプロンどろぼう
なんか、開放感あるじゃないですか？開放感とか、なんか自然しか感じられない何かを感じ取ってほしい。
河野 朋子せんせ
うんうん。
エプロンどろぼう
そしたらなんか想像力とか広がるかなって思ったりします！
河野 朋子せんせ
ほんまやね〜。
エプロンどろぼう
